妊婦さんと葉酸の関係
厚生労働省は妊娠の可能性がある女性は1日400μg以上の葉酸を健康補助食品などから摂取するように推奨しています。
葉酸を1日400μg以上摂取していると、胎児の神経管閉鎖障害の危険性を減らすことができます。
葉酸はDNAやRNAの合成にかかわっていて、活発に成長する胎児は多くの葉酸を必要としています。
お母さんが食べたものの栄養が胎児に与えられるため、お母さんが栄養の摂取に気をつける必要があるのです。
葉酸を多く含む飲み物
葉酸は野菜やレバーなどに多く含まれているのですが、妊娠中はつわりがひどくて食べられないことがあると思います。
そんなときでも飲み物なら摂取しやすいのではないでしょうか。
飲み物で葉酸を多く含んでいるのはミルミルSです。
ミルミルS1本には、葉酸が240μg含まれています。妊婦さんが不足しやすい鉄分やカルシウムなども摂取できます。
玉露のお茶も葉酸が多い飲み物で、100gあたり150μgの葉酸が含まれています。
しかし、緑茶はカフェインが多いので妊娠中は摂取を控えた方がよいでしょう。
イチゴ100gには90μgの葉酸が含まれていて、イチゴをそのまま使ったジュースなら葉酸を摂取できます。
生で食べるよりもジュースにした方が摂取しやすいでしょう。
葉酸は水に溶けやすく熱に弱い性質がありますが、手作りのイチごジュースなら葉酸の損失が少なく効率的に摂取できます。
調整豆乳には1本あたり約60μg、無調整豆乳には1本あたり約55μgの葉酸が含まれています。
大豆には大豆イソフラボンが含まれているので、大豆イソフラボンの過剰摂取にならないように気をつけましょう。
1日1~2本程度なら過剰にはなりません。
葉酸摂取の注意点
ミルミルSなら1日2本飲むと妊婦さんが必要とする葉酸を摂取できますが、豆乳やイチゴジュースだけで1日に必要とする葉酸を摂取することは難しいです。
葉酸を十分な量摂取できないときには、サプリメントの利用を考えてみてください。